こんにちは獣医師のジマです。皆さんは映画を見るのは好きですか?映画を見ていると考えさせられることや気づきを得られることがあると思います。僕は一時期500枚以上のDVDを持っているくらいには映画を見ることが好きです。(現在はネットフリックスやアマゾンプライムに加入しているためその多くを売却しています)そんな僕がおすすめする生き方を考えさせられた映画3選です♪
気になった方はお付き合いください。
グラン・トリノ(2008年公開 監督:クリント・イーストウッド)
グラン・トリノは2008年公開の映画です。監督はクリント・イーストウッドです。タイトルとなっているグラン・トリノはフォードの車種の1つであるフォード・トリノのなかでも1972年から1976年に生産されたものを指します。
登場人物
戦争で人を殺したことに罪を感じ孤立する老人
イーストウッド演じる主人公のコワルスキーは、フォードの自動車工として長年勤めあげたのち愛する奥さんと死別。朝鮮戦争出兵時に多くの命を奪ったことに罪の意識を感じながら暮らす人付き合いの苦手な偏屈な老人。
モン族の少年タオ
コワルスキー家の隣に越してきたモン族(東洋人)の少年タオは自立している姉とは対照的に少し控えめな性格からやりたいことも見つからず、友達も少ない少年でした。コワルスキーと出会い1人前の男に成長していきます。
あらすじ
ある時タオは、同じモン族のギャング集団に絡まれて、コワルスキーの自慢のグラントリノを盗むように指示されます。犯行の現場をコワルスキーに見つかり二人は出合いました、いつからかコワルスキーはタオに仕事の世話をしながら1人前の男に育て上げていくことを決めてゆきます。一方でタオは盗難に失敗したことでモン族のギャングたちから度重なる嫌がらせを受けていました。
ある日、タオの姉がモン族のギャングたちから暴行を受け、タオとコワルスキーは激高し復讐します。
本当のやさしさとは何かを学んだ
仲間がやられて復讐する。ここまでのストーリーは映画でよくある流れだなと思いましたが。僕が考えさせられたのはその復讐の仕方です。(ネタバレになるため詳細は書きませんが)
その復讐の方法から本当にその人のことを思うということは、単にモノを与えたり優しくするのではなく自己犠牲の上にあるものだということを学びました。コワルスキーには沢山の復讐の選択肢があったと思います。その中でなぜこの方法を選んだのか・・いろいろ考えさせられました。
イエスマン”YES”は人生のパスワード(2008年公開 監督:ペイトン・リード)
イエスマン”YES”は人生のパスワードは2008年公開の映画です。監督はペイトン・リードです。
この映画はダニー・ウォレスが自身の経験をもとに執筆したyes Manという本が原作となっており、ジム・キャリーによって笑いどころ満載な映画です。
あらすじ
ジム・キャリー演じるカールは仕事でもプライベートでもいつも答えは「No!」といい、友人関係が疎遠になり、仕事でも昇進の話がなくなったりと人生のどん底にいました。知人のニックからイエスマンになって人生が変わったと怪しげなセミナーに参加します。そこでイエスマンになると宣言させられてから、カールは仕事でもプライベートでも「Yes!」と言い続けることにしました。
イエスマンになってから仕事では評価され、プライベートではアリソンという彼女までできて順調にことがすすんでいくように思えましたが、ある時空港でアリソンと旅行に行こうと航空券の購入をしていたところ、テロリストと勘違いされてしまいます。そこでカールは正直に、いままで自分の意志と関係なく「Yes」と答えていたことをアリソンに告白します。アリソンからは何を考えているかわからない、カールのことがどんな人なのかわからないといわれ別れを切り出されてしまいます。
行動は大事だが、選択には責任を伴う
この映画から僕が学んだことは、①行動を起こすことの大切さ②選択には責任が伴う ということです。
行動を起こす
危険を冒せ。人生はすべてチャンスだ。ふつう、一番遠くまでたどり着くものは大胆に行動する意欲のある者だ
デール・カーネギー
行動を起こさない人はチャンスが巡ってきてもつかむことができません。何事にも積極的に取り組む・考えることができるからこそ日々の生活の中に良い影響が出てくるんだと思います。
選択には責任が伴う
自分がした選択には責任が伴う。すごく当たり前のことですよね?けどそのことを毎回肝に銘じて選択している人がどれほどいるでしょうか?周りが進めたから、人気だから、楽だから。こんな理由で物事を選択することって思い返してみると多くないですか?
僕自身も今まで何となく決めたってことがすごく多かったです。親の勧めや、周りに合わせて物事を決めていました。これってなんでもYesと答えるイエスマンと本質的に変わらないと思います。
選択には責任が伴う、だからこそ選択は自分で行う。このことを肝に銘じて生きていきたいです
最強のふたり(2011年公開 監督:オリヴィエ・ナカシュ)
最強のふたりは2011年公開のフランス映画です。 監督はオリヴィエ・ナカシュです。フランスでの歴代観客動員数は3位で、日本で公開されたフランス映画では堂々の第1位です。
あらすじ
パリに住む大富豪のフィリップは、老齢の白人男性で、過去の頸髄損傷で車いす生活をし、日々の生活には介助が必要でした。病人として扱われることに強い抵抗感があるフィリップは、何人もの介助人を首にしてきました。新しい住み込みでの介助人を雇うための面接で、ドリスと出会います。ドリスは貧困に苦しむ黒人青年です。ドリスは職に就く気はなく、面接に来た理由は失業保険を受けるために必要な書類をそろえるためでした。気難しい性格のフィリップはほかの候補者が気に入らず、そのぶっ飛んだ性格に魅力を感じドリスを採用します。
やがてフィリップは病人としてではなく一人の人間として扱ってくれるドリスに心を開き二人は親友のような関係になっていきます。
良好な関係は立場には左右されない。
登場人物のふたりはあらゆる面で対照的です
大富豪であるフィリップに対して貧困に苦しむドリス
老齢な白人男性のフィリップに対して黒人青年であるドリス
教育レベルから聞く音楽の趣味まで、まるで違う二人ですが親友のような関係を築き上げていきました。それはそういった立場を気にせずお互いを一人の人間として色眼鏡なしで見ることができたからだと思います。
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